働くしくみと空間をつくるマガジン『WORKSIGHT』創刊イベント

10/20(木)に行われたコクヨの働く仕組みと空間をつくる雑誌『WORKSIGHT』創刊イベント参加レポート。
■安田雪さん基調講演
(関西大学教授、『つながりを突き止めろ』『ルフィの仲間力』著者)
学術研究としてのネットワーク分析の紹介から社会資本としての関係、
つながりの意義について。印象に残ったこと。
1.情報をオープンにする人は、信用の獲得につながる
→組織内の閉じた関係であっても正直、というのはただしい戦略。
2.ネットワークを目的にしたら何もできない
→だからこそ夢の共有という「旗」、ミッションを掲げること。ルフィのように。
3.関係の「ない」ところ、関係の「穴」をみつける
→つながっていないところ、つながるべきところがどこかを探すこと
みえていないものをつなぐ仕事。
「編集とは関係の発見である」という松岡正剛さんの言葉を思い出す。
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Facebookについての見解がもっとも考えさせられた。
【全方位、最大公約数の自分への違和感】
日本でのFacebookの一般的な使われ方は仕事目的。
このため、どうしても公私のバランスがわるくなる。
人とつながる「ビジネスチャンス」はあるが、エモーショナルで人間的な
関わりがどのように成熟するか、はまた別の(リアルの)話として考えたい。
またソーシャルメディアの分類も人間関係という点から整理できた。
・情報がほしい人なら即時性のあるTwitterへ行く
・人脈、知り合いがほしい人はFacebook
・エモーショナルな人はクローズドのmixi
ソーシャルメディアに漂う空気(というよりも圧力)に敏感になる、
距離を置きながらも試行錯誤する姿勢。
研究や学術は、いまある現象についての別の見方を提示してくれる。
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続いて『WORKSIGHT』編集長の齋藤敦子さんのプレゼン。
(あのリンクアンドモチベーションのオフィスデザインを担当された方)
【コンセプトは「経営(会社)の悩みを環境の工夫で解決する」】
人は環境の生き物。だからこそ、問題を個人が負うだけではなく
「環境=空間インフラ(ハードウェア)+制度インフラ(ソフトウェア)」
から解決する方向性を探るという試み。
今回の安田さんの講演を踏まえると、本誌では紹介されているが
ここに「関係インフラ」(ヒューマンウェア)が入るのだとおもう。
■創刊背景として
・ネット、SNSの日常化
・個人の時代
・既存組織におけるイノベーションの限界
・コモディティ化のスピードが速い
・量より質や個性へ、価値の転換
■本誌のフレームワーク
会社が抱える悩み
↓
働く環境(空間・制度インフラ)の改善
↓
社員の働き方が変わる
↓
成果が出る
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事例はZappos、ライフネット生命から隠岐郡海士町まで。
海外と国内、大手から中小企業、さらには地域づくりまで
「はたらくこと」の可能性を考える。
外側の仕組みから中にいる人のビジョンまで、豊富なビジュアルと現場の声、
さらにはコクヨのコンサルタントによる分析など、事例と視点の両方を学べる。
専門誌としてではなく、働く環境に興味がある人全般が読めると思うので、
できればいつか書店でも買えればいいなと思うけど。
今はアマゾンとコクヨのウェブサイト(近日公開)で買えるとのこと。
12月にはウェブサイトもできるそうなので、インタラクティブなやりとりが
増えて、新しい事例と解決策を探るきっかけになればおもしろい。
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個人的には「こんな試みをしている人がいる」というところから、
ウェブを見たり、行ってみたい場所リストが増えました。
というわけで、ソトワクラボもがんばります。